自分で仕事を作り出せれば、自分の生き方を肯定できる

関西大学で、学部を超えて学ぶ「起業入門」の講義。

1年生、2年生を中心に、3、4年生も含め300人弱が受講してくれました。

千里山キャンパスの教室ほぼ満席と、高槻、堺キャンパスもオンラインで繋いで。

起業したい、自分で事業を起こしたい、

フリーランスで仕事がしたい

という学生さんたちを中心に、

就職を希望していても、

何かを自分でしたい、社会に貢献したい、という意志を持った人たちも。

第1回の今日は、

『自分を売り出す1行を作れ』の本をベースに、

アレンジして、

「自分の中にすでにある価値を言葉にする」ワークをしました。

今まで、学校という枠組みの中で、

自分には能力がないのではないか、

社会や組織の中でうまく生きられない、

と感じることがあったとしても、

「自分で仕事を作り出せれば、自分の生き方を肯定できる」。

自分で仕事を作るということは、

親とか先生とか誰かから

「だからダメなんだ」と否定されてきたような

自分の特性も、

自分でダメだと思っちゃうような部分も、

全部強みに変えていけるよ、

だから、すごく生きやすくなるよ、

というメッセージを伝え、

じゃあどうやって「強みに変えるか」を

新しく作ったオリジナルのワークで実践してもらいました。

 

そして、

自分で仕事を作る、というと、

「自分のやりたいこと」

「自分の得意なこと」

と、自分、自分に目が行きがちだけど、

自我をちょっと拡張して、

「周りの人」

「今いる環境」

「社会」

に目を広げてみると、

人や社会との「関係性」の中で

自分が何をすべきかが見えてくる、という話をしました。

 

これからの人生を、

どんな人たちのために生きていきたいか。

どんな人たちに、どんな変化を起こせる自分になるか。

授業が終わった後、

質問をしに列をつくてくれた学生さんたち。

「こんなことをしているだけど、なかなかうまくいかない」

「こういうことがしたいんだけど、どうすればいいか」

と超具体的な相談を受け、

その場でブレスト。

 

ipadに、図でメモを取りながら真剣に聞いて、

「やってみます」ではなく

「今やります!」とその場で行動。

 

すごいな。

 

時間がないとか勇気がないとか、

なんだかんだ言って行動しない

大人は見習わなきゃな、と思ったりしました。

私が、関大を卒業したのは、2000年。

それよりも、3〜4年後に生まれた学生さんたち。

3年前に、初めて講義させてもらった時は、

「後輩たち」みたいな気分で見てたけど、

なんか、今年は「我が子」のような気持ちになった。

長男と4つしか離れてないんだもんなぁ。

阪急千里線の関大前駅で降りて、

関大前通りを歩いて、

正門の前で右を向くと、

20数年前に毎日通っていた社会学部の学舎が見えた。

 

プライドだけが異様に高くて、

でも自分に自信なんて全然なくて、

劣等感と、野心と、

でも「自分は何者かになれるんだ」という

根拠のない自信とで

ごちゃごちゃのまま

とんがっていた20歳の自分が見えた気がした。

エモすぎ。

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