「やらなきゃと、わかっているけどできない」

「気にするな」

「やると決めたらやれ」

「とにかく続けろ」

では、どうしようもないことも、ある。

言葉で仕事をつくる塾コトシゴ

折り返しの4ヶ月目。

まず、受講生全員に、

この1ヶ月間の振り返りと、今のモヤモヤを話してもらう。

「やらなきゃと、わかっているけどできない」

という言葉の背景には、

幾層にも重なった、黒い靄があったりする。

私は魔法使いではないので、

全員の悩みをこの場でひっくり返してあげられるわけではない。

それでも聞く。

聞いて一緒に考える。

誰かの問いが、誰かの新たな問いになり、

だれかの不安が、誰かの未来のヒントになったりする。

私が一方的に教えるのではなく、

みんなで「場」をつくる。

こたえをこの場で作っていく。

「言葉にすれば叶う」

「視点を変えれば成功する」

なんて言ったところで、

それだけではない現実があることを知っている。

だってここは、ビジネスを作っていく場だ。

「セミナーを受けているときだけ、

気分が上がり、

家に帰ると何も変わらない

現実の自分が待っている」ではいけないのだ。

現実を、自分で、動かしていくしかない。

現実を動かすのは、気合いでも根性でも、

言葉の魔法でもない。

今日は、

第7回、「共感される文章の書き方」を大阪会場でやりました。

自分が惹かれる文章は、どんな文章か。まず言語化してみる。

●読んだ後ポジティブな気持ちになる

●本音が見える、切り口がユニーク

●人柄が伝わる

●イメージしやすい

●会いたくなる

●行動を起こすきっかけになる

じゃあ、その文章を「実際には、何を、どう書けばいいか」

という具体行動に落とし込んでいく。

「共感される文章を書きましょう」

と言ったところで書けない。

「読者の視点に立ちましょう」も同じ。

視点に立つとは、いったい、何をどうすることなのか。

他人の中に入りましょう、みたいな

例え話ではない。

現実的に、なにを、どうするか。

「上から目線をやめましょう」

というスローガンでは何も変わらない。

意識の問題じゃないからだ。

なにを、どうすれば、上から目線じゃなくなるのか。

一つ一つ分解して、

ひとつひとつやり方を確認する。

「共感される文章の5つのセオリー」を使うと、

実際に文章がどう変わるのかを体感し、

午後から、全員に、文章を書いてもらう。

20分。

たった20分。

日常のできごとを、価値観に繋げて書く。

これができたら、

何気ない日常のささいなことも、

読者の気持ちを動かし、

行動してもらうきっかけにできる。

お互いに書いた文章を発表し合い、

全員でフィードバックした。

「その気持ちはわかるなぁと、自分のことのように感じた」

「こんなふうに思ってくれる人がいるなら、通ってみたい」

「仕事において、何を大事にしているのかが伝わってきた」

「出来事の描写がすばらしく、まるで、その場にいるみたいに感じた」

書くのに時間がかかる、

何を書いていいかわからない

自分の思いを言葉にできない、

伝わっているのかいつも不安、

そう言っていた受講生さんたちが、

20分で自分の思いを言葉にできた。

普段ブログ記事ひとつ書くのに、

2時間も3時間もかかっているという人も、

20分で話の流れを作ることができた。

私は、講座をするたびに、毎回、打ちのめされる。

これでいいなんて思ったことはない。

今日もまた反省。

これでいいのか、なんて考え出すと、眠れなくなる。

もっと楽な方法はいくつもあるだろう。

「何も感じない」ぐらい、流してやるのもいいだろう。

でもそうじゃない道を選んで、

勝手に血を流している。

ダサいところも全部見せる。

つまづきポイントも、浮き沈みも、

がんばっても努力しても報われないことがあることも。

言葉にすれば全て叶う。

やればできる。

これさえやればラクラク成功。

好きなことだけしてハッピーライフ。

なーんて言えない、

リアルな現実を生きながら、

それでも

自分で仕事を作っていくのは最高に面白いと

行動で示していきたい。

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